子供からみた9タイプの親の性格
ここでは親の性格に焦点を当ててみたいと思います。
親子でも性格の違いがあり、性格が違っていれば考え方や感じ方、行動パターンも異なります。親にも性格があり、それが子どもを理解するときのバイアスとなります。親子の性格の違いから、親がつねに子どもの性格を受容できるとは限りません。親の愛情が子供に伝わりにくいこともあるでしょう。
親が子どものことで悩んでいる場合は、親自身に自分の性格傾向を理解するのが先決かと思われます。ふだんどんな感情的傾向を持っているのか、どんなリアクションをしがちなのか、子どもに対してどんな価値観を押し付けているのかなど、親自身が意識化できていないと、子供のことを理解するのもむずかしいものです。
親にも性格的な偏りがあり、特有の感情的傾向や思考パターン、行動パターンがあります。親も子どもの前で自分の感情をむき出しにすることもあれば、ある種の考え方のクセがあり、自分では意識せずにやっていることがあります。
また、子どもの側からしても、親との関係で悩みを持っている場合、親の性格傾向を理解しておくことは、自分の中に刷り込まれた親の価値観と、自分自身のモチベーションを切り離し、内面の自由を得ることにもつながります。親と自分は違う（同じ価値観を持つこともあり得ますが）ということを自覚し、親の限界をも知ることにもなるでしょう。
子供の側からして、親との関係がうまくいっていない、あるいはうまくいっていなかったという場合、リソ＆ハドソンの健全度のレベルについて学んでおくと、理解が深まるかと思います。
それでは、各タイプの親にどのような傾向があるかを見ていきましょう。親のタイプが明確になっている人へのインタビューも掲載しました。
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