2021年9月8日(水)
エニアグラムオンラインサロン9月10日(金)
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エニアグラムオンラインサロンのご案内


タイプ3の心理構造(自我構造)について


タイプ3の心理構造は成功に駆り立てられる人々にとって、自分の外に「宝を積もう」とすることがいかにむなしいかを表しています。

若い時ならそれでやっていけますが人は年を重ねてゆきます。自分の意思や感情だけではどうにもならない現実もあります。

人間の価値を達成したものではかることは、結局のところ自らの内なる空虚さを浮かび上がらせることになるわけです。

先日、メンタリストDaigo氏がYoutubeで生活保護者とホームレスに関して言及したことがネット上で炎上していました。
簡単に言えば、高い税金を払っている自分の方が偉い、自分の税金が生活保護者のために使われている、ホームレスなどいない方がいい。っといった論調です。

稼ぐ人間が偉い、そうでない人間は価値がない……。

必ずしもメンタリスト氏だけの考えではないでしょう。人を現実の社会においてどれだけ成功しているか、地位・肩書・収入・学歴・知名度など、そういったものではかる価値観は、私たちの内なるタイプ3的な価値観であるとも言えます。

自分の人生が順調にいっている間は、そんなふうに強気でいられるかもしれない。
しかし、そういったもので自らの価値をはかろうとするならば、人は常に更なる”成功”へと駆り立てられることになります。

自我レベルでそれをやり続けると、内面はますます空虚になっていくでしょう。

心理構造をテーマにしてお話しし始めたさいしょのところで、外向性ー内向性について触れました。タイプ3は外へ関心が向かっていく。そして、意識的な自我の境界線は外界から閉じ、自らの無意識層にも触れることなく閉じている。

自らの表面に身に着けた成功の証は、クジャクの羽根のように広がる数々のステイタス。しかし、その羽根はやがて、一本一本抜けていく……。

自らの内面に触れない限りは……。空虚な心臓を抱えることになる。真の自己とつながるにはそのような自分の姿と向き合うことが必要でしょう。

真のスピリチャリティ―に達するには、この自我構造を理解し、自我の囚われからの解放を目指すことによって、自己の本質とのつながりを回復する必要があります。

自我レベルでの悲惨な末路は、真の成功を否定するものではありません。それは自らの本質とつながっていないところに問題があります。現実社会での成功が自らの魂と結びついているところではそれは否定されるものではなく、豊かな実りを示すものでもあるでしょう。

さて、今夏の聖書の箇所は、ヨハネ19章19節 ローマの総督ピラトが関りを避けて手を洗うシーンとマタイ20章1-16節ブドウ園の労働者の譬えです。

とくにブドウ園の労働者の譬えは、メンタリスト氏の価値観とも照らし合わせてみたいと思います。

エニアグラムサロン 9月10日(金)午後8時~10時

参加費:2200円(税込み)


参加ご希望の方ご連絡ください。これまでに参加された方には、当日の午前中までにZoomのURLをお送りしています。

参加費のお支払いは下記よりお願いします。
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※その他、ゆうちょ銀行からのお支払いも可能です。
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