「エニアグラム」と言うと、
「エゴグラム」とどう違うの?
と、よく聞かれます。
エゴグラムのエゴは「自我」、「グラム」は図を意味しています。
エゴグラムは1950年代にアメリカの精神科医エリック・バーン博士によって創始された交流分析に基づくもので、自我状態を次の5つに分類し、そのバランスを測るものです。
5つの自我状態とは、CP:厳しい親(Critical Parent)、NP:やさしい親(Nurturing Parent)、A:大人(Adult)、自由奔放な子供(Free Child)、AC:従順な子供(Adapted Child)という分類です。詳しくは「交流分析」「エゴグラム」で専門的なサイトにアクセスしてみてください。
エニアグラムのエニアはギリシア語で数字の「9」を、グラムは「図」を意味しています。
エニアグラムはパーソナリティの持つ傾向を9つのタイプに分類するものです。エニアグラム図は20世紀初頭にロシアの神秘思想家グルジェフが西欧社会にもたらしたものです。
グルジェフの思想の影響を受け、エニアグラム図の上に人が陥りやすい感情的な囚われの傾向と認知の歪みのパターンを配置し説明したのが、オスカー・イチャーゾという南米出身の神秘思想家です。エニアグラムの発展には、イチャーゾから直接教えを受けた心理学者で精神医学者のクラウディオ・ナランホ博士が大きな役割を果たしています。
エニアグラムとエゴグラムは直接の関係はありません。別のものです。