2018年12月25日(火)
本能のバリエーションについて
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3つの基本的な本能



 エニアグラムの9つのタイプは、思考・感情・本能の3つのセンターに分けられます。どのタイプであれ、この3つのセンターの機能は働いていますが、それぞれに特有のセンターの特徴を持っています。

 ※センターの三つ組みについての関連記事

  ・本能・感情・思考 センターの三つ組み

  ・本能センター

  ・感情センター

  ・思考センター

 さらに、本能センターのなかには、3つの本能があります。これは人と動物に共通の生存のための本能です。

・自己保存本能self-preservation instinct

・性的本能sexual instinct

・社会的本能social instinct 


 これらは多くの動機の背後にある基本的な本能です。


 人はこの3 つの本能を働かせています。

 タイプが何であれ、個人はこれら3つの本能のうち、どれか一つの本能のニーズにとくに関心を払っています。どれか一つの本能が優位となっており、また逆に、ほとんど注意を払っていない本能のニーズがあります。

◆優位な本能

 3つの本能のうち、どの本能が最も強いか?どの本能のニーズをもっとも優先しているか? どの本能が、より支配的な傾向にあるか?

 それによって、9つの性格タイプには、それぞれ3つのバリエーションが存在することになります。したがって、9つの基本タイプは27のサブタイプに分類することができます。

 3つの本能のどれが優位であるのかは、エニアグラムのタイプがわからなくても判定できます。

◆ブラインドスポット(盲点)

 個人のなかでは3つの本能のうち、もっとも優位にくるものと、逆に本人が気づきにくい、いわば盲点となっているものがあります。

 盲点となっている本能は、その本能に関連する事柄に、私たちは苦手意識を感じるものです。また、その本能のニーズにほとんど価値をおいていません。

 以下にどの本能が優位で、どの本能が盲点になっているかを自己診断できるチェックリストを掲載しました。



【本能のバリエーション 自己診断 チェックリスト】

<SP>

①就寝起床時間や食事の時間はわりあい規則正しく、そのリズムは乱されたくない。

②自分がいる部屋の温度や湿度、音、匂いなどがよく気になる。

③少しでも天気が悪そうな日は、急な雨に備えて、必ず折り畳み傘など雨具を持って出る。

④普段からあまり出歩かず、休みの日なども家にいることが多い。

⑤お金やモノはムダ使いせず、いざというときのために貯金するなどしてストックしてある。

⑥遠出するときは、予備の衣類や常備薬、飲食物などを持っていくので荷物が多くなる。

⑦自分からはあまり人に連絡しない。返事をするのもおっくうでなかなかできない。

⑧友人の数は少ない方だ。長く付き合える友人が数人いればそれでいいと思う。

⑨大勢の人が集まるパーティや懇親会などには参加したくない。

⑩新しいもの、珍しいものより、慣れ親しんだものがいい。たとえば、食べ物なら「いつものアレ」、出入りする店は「いつものあの店」といった具合に。


<SX>

①大勢で集まる席では、皆と話せなくても、誰か一人と深い話ができればそれで満足だ。

②仕事や作業中は、好きなBGMがかかっていると気が散るので、ないほうがいい。

③なぜか人とよく目が合う。知らない人ともよく目が合う。街中や電車の中でも、見知らぬ人と目が合うことが多い。

④集まったメンバーの顔触れを見て、面白そうな人がいないと、退屈で帰りたくなる。

⑤面白いことに集中すると、食事や寝る時間のことも忘れて、打ち込んでいることがある。

⑥何かに熱中しているときは、他のことはわりとどうでもよくなってしまう。

⑦二人で会う約束をしたのに、当日、急に他の人も連れてこられるとちょっとがっかりする。

⑧夢中だったことや人のことが、ある時魔法が覚めたように、急に色あせて見え、ときめきを感じなくなってしまうことがある。

⑨初対面の人とでも気が合えば、長時間話し込んでしまう。

⑩たとえ生活は安定していたとしても、変化のない日々や毎日同じようなことの繰り返しは耐えられない。


<SL>

①同窓会やOB(OG)会には、誘われればたいてい出席する。

②誰にでも気軽にあいさつし、店員や受付の人とも普通に世間話や雑談ができる。

③複数のグループに参加し、どこに行ってもそのなかに親しい人がいる。

④自分が所属している会の会費などは出し惜しみせず納めている。

⑤皆がいる場所では、一人の人の話がどんなに面白くても、その人とだけ長く話すのは居心地が悪い。

⑥幹事や世話役などを頼まれたら快く引き受けるし、自分から進んでやることもある。

⑦社会活動や何かのグループ活動に参加し、外で人と会っている時間が長く、家でじっとしていることはあまりない。

⑧パーティや懇親会では、その場で会ったできるだけ多くの人と名刺交換し、SNSでもつながるようにしている。

⑨周囲の人間関係で、誰がどんな地位や役割を担っているか、誰と誰がどんな関係にあるか、よく察知している。

⑩世の中の情勢やトレンドについて興味があり、自分に関係のある情報はなるべく早く仕入れるようにしている。


 簡単に説明すると、次のようになります。


【SP=自己保存本能優位】SPでチェックが付いた数が一番多かった。
 ・自分の身の回りのことに関心が向きやすい。
 ・快適な住まいや財産の 確保、規則正しい生活パターン、
 ・健康を維持するための食事や睡眠の質にこだわる。

【自己保存本能が盲点】SPで該当する項目が一番少なかった。
 ・家事や片付けが苦手で、健康管理、財産管理ができにくい。

【SX=性的本能優位】SXでチェックが付いた数が一番多かった。
 人や物事に強く魅了されることによって生きている実感を味わう。何か情熱を傾けられるようなものや打ち込めるものを求めている。

【性的本能が盲点】SXでチェックが付いた数が一番少なかった。
 カップルや夫婦の場合でも、一対一の親密な関係を保つことが苦手で、深く物事に関わる情熱に欠ける。覇気がなく、無趣味な人ともなりかねない。

【SL=社会的本能優位】SLでチェックが付いた数が一番多かった。
 複数の集団やグループにかかわり、全体の中での自分というものを気にかけつつ、周囲の人とのつながりを保とうとする。

【社会的本能が盲点】SLでチェックが付いた数が一番少なかった。
 人と関わりつながりを維持するということがむずかしい。それが実際に仕事の幅を狭めたり、社会に適応しづらくさせている原因にもなりうる。

 関連記事⇒本能タイプでわかる!上手な人とのつきあい方

 ※本能タイプに関連して電子書籍を出版しましたが、版元との契約がきれたのでアーカイブとして全文掲載することにしました。

 以下、中嶋真澄アーカイブのページにリンクします。

 ⇒本能タイプでわかる上手な人との付き合い方ー1
  本能タイプでわかる上手な人との付き合い方ー2
  本能タイプでわかる上手な人との付き合い方ー3
  本能タイプでわかる上手な人との付き合い方―4
  本能タイプでわかる上手な人との付き合い方ー5
  本能タイプでわかる上手な人との付き合い方ー6
  本能タイプでわかる上手な人との付き合い方ー7
  本能タイプでわかる上手な人との付き合い方ー8
  本能タイプでわかる上手な人との付き合い方ー9
  本能タイプでわかる上手な人との付き合い方―10
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