2018年11月20日(火)
性格タイプのエニアグラム 9つのタイプ 特徴
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各タイプの欲求・価値基準・
対人距離・物事の受け止め方


 エニアグラムでは9つの性格タイプについて、ふつうタイプ1、タイプ2、タイプ3……と数字で呼んでいます。呼び方はいろいろあります。

 ここでは、各タイプの根底にある欲求と価値判断の基準、人との距離の取り方、物事の受け止め方について、整理します。


タイプ1:理想が高く、完全を求める人

【心の奥底にある欲求】 
 自分自身が完全でありたいという欲求を持っています。自分自身が完全であるというのは、欠点がなく間違いを起こさない、道徳的倫理的にも正しい人間であるということです。他人や物事に対しても完全さを求めます。

【価値判断の基準】
 物事の道理に照らし、何事も正しいか正しくないか、善いか悪いかで判断します。

【人との距離の取り方】
 自分の外に価値観や判断の基準を求め、自分のやりたいことよりも、「なすべきこと」を優先します。周囲の人との協調性を重んじ、自分勝手なことや自己中心的なことをすべきではないと思っています。誰にでも平等公平に接しようとします。

【物事の受け止め方】 
 個人的な感情を交えないように物事を受け止めようとします。起こったことをなるべく冷静で客観的に捉えようとし、すべての人にとって納得のいく解決法を考えようとします。


タイプ2:愛情深く、人のために尽くす人

【心の奥底にある欲求】 
 人から必要とされたい、愛されたいという欲求の強い人です。人のために何かをすることで、自分が必要とされ、愛される人間であろうとします。

【価値判断の基準】
 他人にとってそれが善いことであるかどうか、自分にとっては無私であるかどうかを判断の基準にします。

【人との距離の取り方】
 他人の気持ちやニーズを気遣い、自分のことよりも相手のことを優先します。一人ひとりの人と一対一の親密な関係を持とうとします。わがまま、自分勝手と言われることを恐れ、誰に対しても善い人であろうとします。

【物事の受け止め方】 
 自分は大丈夫だから、問題のある人を助けてあげようとします。たいていのことはいい方に向かうだろうという楽観的な見通しを持っています。


タイプ3:成功を求め、目標を達成する人

【心の奥底にある欲求】 
 自分の価値を認められたいという欲求を持ち、自分の能力や魅力が評価されることを望んでいます。さらに、人よりぬきんでて、成功した人生を送りたいという欲求を強く持っています。

【価値判断の基準】
 自分にとって利益となるかどうか、また、社会的に評価されるもの、地位や名誉、肩書き、経済力など目に見えるもので判断します。

【人との距離の取り方】
 競争意識が強く、自分がいちばん、自分が中心であろうとします。グループのなかではリーダー的な立場となり、周囲の人を引っ張っていこうとします。

【物事の受け止め方】 
 自分の感情を表に出さず、冷静に物事を受け止め、実際的、現実的に解決しようとします。



タイプ4 違いを求め、個性的でありたい人

【心の奥底にある欲求】 
 個性的でありたい、他の人とは違っていたいという欲求が強く、自分が何者であるのかを見出したいという気持ちがあります。

【価値判断の基準】
 自分の感性に合っているかどうか、好きか嫌いかで人や物事を判断します。

【人との距離の取り方】
 人から離れ、自分の内面にある感情や空想の世界にひきこもろうとうする傾向があります。自分と人との間に壁のようなものを感じ、自分は誰からも理解されないと思っています。しかし、完全に一人きりになるのは寂しく、引きこもりながら他者を求めます。

【物事の受け止め方】 
 物事を自分にひきつけ、感情的に受け止めます。起こったことを悲劇的に受け止めたり、大げさに感動したり、内面の揺れが激しいところがあります。


タイプ5:人から離れて観察する人

【心の奥底にある欲求】 
 知的に有能でありたい、自分を取り巻く世界がどのようになっているのかを知りたいという欲求の強い人です。

【価値判断の基準】
 それが客観的な事実であるかどうか、真実であるかどうか、理性的な判断にゆだねます。

【人との距離の取り方】
 人から離れ、孤独を求めます。自分の内面にある思考や空想の世界に引きこもろうとする傾向があります。人に煩わされるよりは、機械やモノ、動物、自然を相手にしているほうがいいといったタイプです。

【物事の受け止め方】 
 物事を冷静、客観的に受け止め、論理的に筋道だてて考え、知識や情報を集めて総合的、分析的に判断し、問題解決の糸口を探っていきます。


タイプ6:忠実で、注意深い人

【心の奥底にある欲求】 
 何か大きな力によって、安全に守られていたいという欲求を持っています。自分を導いてくれるものを求めています。

【価値判断の基準】
 世間や一般社会の常識、ルール、自分が所属する社会や集団の価値基準、また自分が信じる権威がよしとするような価値観に従おうとします。

【人との距離の取り方】
 自分が所属する社会や集団のメンバーとして、そこに属しているという誇りと自覚を持ち、メンバーに対して忠実であろうとします。上下関係や内と外の区別があり、人によって接する態度が変わります。

【物事の受け止め方】 
 物事を感情的に受け止め、反応します。しかし、自分で判断できず、信頼できそうな他の人に判断を求めます。



タイプ7:楽しみを求め、冒険する人

【心の奥底にある欲求】 

 ハッピーでありたい、幸福でありたいという欲求の強い人です。人生に刺激と楽しみを求めています。


【価値判断の基準】
 楽しいか楽しくないか、気持ちいいかどうか、快不快の感覚で判断しようとします。

【人との距離の取り方】
 自分から人に近づき、誰とでもすぐ親しくなれます。あくまで自分中心で、自分が欲しいものは他人に遠慮したり、他人に譲ることなく、積極的に自己主張し、手に入れようとします。

【物事の受け止め方】 
 何事も楽観的に受け止めます。自分は大丈夫、とくに問題はないと思うし、他人の問題もそれほど深刻には受け止めません。


タイプ8:自分の力で突き進む人

【心の奥底にある欲求】 
 何事も自分でコントロールしたい、自分の思い通りにしたいという欲求を持っています。

【価値判断の基準】
 損か得か、自分にどれだけのメリットがあるのかというところで判断します。

【人との距離の取り方】
 人前で自分を主張し、自分の意志を通そうとします。人に対して挑戦的で、場合によっては敵対的な構えを持っています。自分から人に譲ろうとしたり、人にあわせたり、妥協することはありません。

【物事の受け止め方】 
 物事に対して感情的に反応すると同時に、すぐに行動に移そうとします。


タイプ9:平和と安定を好む人

【心の奥底にある欲求】 
 人生に平和と安定を求めます。何事もなく平穏無事な生活が送れることを望んでいます。

【価値判断の基準】
 自分は別にどっちでもいい、どちらもOKといった感じで、自分から積極的に価値判断を下さず、すべてを受け入れるようなところがあります。

【人との距離の取り方】
 自分のなかにひきこもろうとする傾向の強い人です。しかし、タイプ4やタイプ5とは違って、物理的に人から離れて孤独を求めようとするより、人の中にいながら、意識の上では人から離れ、自分の空想の世界にひたっているといったタイプです。

【物事の受け止め方】 
 たいていのことは問題ない、大丈夫と受け止めます。問題そのものがあることをあまり認めようとしません。物事は長い目で見れば、うまくいくだろうという楽観的な見通しを持っています。





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