感情センター
各タイプの特徴
タイプ2、タイプ3、タイプ4が感情のグループです。
この人たちは、自己イメージにこだわりを持っています。「自分はこういう人」というイメージがあり、自分が他人の目に映っているかを気にします。
もちろん、どのタイプでも「自分はこういう人」という自己イメージがあります。感情センターの各タイプはそのなかでも、自己イメージにより関心を持っています。

彼らは人からどう見られているか、どう思われているかがとても気になります。人前では「自分はこういう人」というその自己イメージに合わせて振舞おうとし、他人からも自己イメージ通りの人と見られたいのです。
そのイメージに合わない「自分」は自分ではないということになります。
感情センターの人たちにとって、他人は自分が自己イメージ通りの人かどうかを映し出す鏡のようなものといってもよいでしょう。ですから、彼らは他人のことがとても気になります。人に関心を持っています。
自分も人から関心をもたれたい、自己イメージを損ねない形で、周囲の人から注目されたいという気持ちも強いようです。
しかし、私たちは「自分はこういう人」という自己イメージと、実際の自分の間にはなんらかギャップがあるものです。そして、そのギャップに自分で薄々気づいているところがあるものです。

タイプ2は自分は「善い人」という自己イメージを持っています。誰に対しても親切で愛想よく、その自己イメージ通りの自分として振舞います。
タイプ3は自分は「有能で価値がある」「自分は魅力的な人間だ」という自己イメージを持っています。人前でもそのように振舞います。だから、タイプ3の人は自分に自信を持っているように見えることが多いです。
タイプ4は自分は「人と違っている」「ユニークだ」という自己イメージを持っています。人前でもその自己イメージ通りに振舞おうとします。だから、あまり人と同じことをしようとはしません。
タイプによって、自己イメージは異なりますが、どのタイプであれ、その自己イメージを支えてくれるのは他人です。
彼らは自己イメージと実際の自分との間のギャップを他人に知られることを恐れてます。そのギャップを自分でも感じている部分があるからこそ、そこに恥の感覚が生じます。
感情センターの意識化には恥の感覚があります。自分が自分であることのいわく言い難い恥ずかしさ。実際の自分と自分が抱いている自己イメージの間のずれが、恥の感覚を呼び起こすだけでなく、本当の自分を知られてしまうことへの不安があります。
感情センターの人たちは、じっさい「恥ずかしい」という言葉を他のセンターの人たちよりよく使うようです。
感情センターの人たちが、不安定だと、他人の感情や気持ちに対する読み間違いや、ときに人に対して敵意を向けることがあります。
感情センターの人たちが、安定している場合には、オープンハートの状態になります。感情が豊かで、やさしく、思いやりがあり、ハートのエネルギーからくる柔らかな温かさがあります。