2018年10月4日(木)
タイプと相性について
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エニアグラムタイプと
カップルの相性について


  エニアグラムの9つの性格タイプは相性はあるのでしょうか。カップルの相性ということを念頭に置いて、エニアタイプと相性について触れてみたいと思います。

エニアグラムの9つのタイプについて、このタイプに憧れるとか、このタイプには魅力を感じないというのがあるかもしれません。なんとなく惹かれるタイプがあるかもしれません。

 ただ、もしかしたら、これまでに自分の知っている誰かをその性格のタイプにあてはめて、あの人がいいとか、この人はいまひとつなどと思っているだけかもしれません。

 このタイプとこのタイプがいいとか、結婚相手にはこのタイプといったことは言い切れません。どのタイプがいいとか悪いとか、より望ましいタイプとか劣ったタイプというのもありません。

  どのタイプも長所短所があり、またその人の精神状態、ストレスが多いかそうでないかとかも関係しています。そのタイプも、その性格の長所がより前面に出ている人もいれば、短所ばかりが目立つ人もいます。長所が前面に出ている人は魅力的だし、どんなタイプでも短所ばかりが目立つ人には近づきたくないものです。

 また、わたしたちの内面は、つねに一定しているわけではありません。精神的に安定したいい状態のときまれば、あまりよくない状態のときもあります。

カップルの相性は、あのタイプにはこのタイプが理想とか、どのタイプ同士がベストカップルということは言い切れません。

そもそも、恋に落ちるときは相手がどのタイプかなど知らずに、好きになるでしょうから。相手の性格について気づくようになるのは、もっとあとのことなのです。

そして、二人の関係がうまく行くのは、お互いが自分の性格のいい面をだしているときです。カップルの関係が泥沼化するのは、たいていお互いの精神状態が悪くなり、性格のマイナス面が出てくるようになったときのはず。

 始めは長所であり美点であると感じられた、その同じ性格が鼻につき、我慢のならないものとなるわけです。



 とはいえ、現実には一緒にいて楽しい人もいれば、なんとなく違和感がある。付き合い難い。楽しめない。付き合ってみて、話が通じない。うまくかみ合わないという人もいるでしょう。惹かれるタイプ、そうでないタイプもあります。好みのタイプというのもあるかもしれません。

 一般にカップルの相性は、似た者同士がうまくいくという説と、お互いに自分にないものを持っている相手とのほうがうまくいくという説があります。

 エニアグラムの性格タイプで言うと、同じタイプの人は男女でもものの味方や感じ方が似かよったところがあり、同じような視点で物事を理解している面があります。

 同じタイプ同士はお互いに理解しやすく共鳴できる部分も多いので、一緒にいてもラクなところがあるかもしれません。ただ、これもタイプによります。

 他方、タイプが違えば、同じ言葉を使っていても、ぜんぜん別のことを意味していたり、別のことを想像している場合があり、勘違いや誤解も起こり得ます。同じタイプではそういうことが少ないかもしれません。同じタイプだと、ふたりは似た者同士のよさがあります。他のタイプには理解しがたいところも、とくに多くの言葉を費やしなくてもわかりあえる部分があります。

  同じタイプは基本的には心の動きが似通っています。違和感が少なく、分かり合えるところがあります。なんとなく気が合う場合、一緒にいて自然に振舞えるでしょう。

 タイプが違うと、何が違っているのかがわからない場合、何か違和感があるものです。ただ、恋愛関係になってくると、同じタイプで違和感がなくわかりあえるからといって、それで異性として魅力を感じるか、惹かれあうかというと、そうとは限らないわけです。むしろ、場合によってはあまりときめかないかもしれない。

 タイプによっては、分かり合えるばかりに、兄妹のようになってしまうとか、従姉弟同士みたいに感じてしまうということもあるかもしれません。

 また、同じタイプは自分を見ているようでもあり、自分の見たくない面を相手にみてしまう感じになることがあります。うまくいくときはとてもうまくいくけれど、うまくいかなくなればまったくうまくいかなといったふうに、同じタイプであるがゆえに、お互いに自分の欠点を相手のなかに見る事になり、耐えられくなることもありえるでしょう。

どちらか一方の状態が悪くなると、もう一方は自分の嫌な面をその人のなかに見るわけですから、他のタイプの人よりもずっと嫌になってしまう度合いが大きいということもありうるでしょう。

 このとき、自分の欠点を相手の中に見ているにもかかわらず、それを相手の欠点と見なしてしまうこともあります。 両方の精神状態がレベルダウンしたときは、おそらく最悪の相性ということになるでしょう。

同じタイプの次に、隣り合ったタイプというのは共通の部分が多く、離れたところにあるタイプより違和感が少ないでしょう。

 感情・思考・本能の三つのセンターで見ると。センターが同じ場合、わりあいうまくいく場合があります。センターが違っていると、同じ言葉を使っていても感じ方が違っている場合があり、わかりにくい部分があります。

 それぞれに同じセンターにあるタイプは、他のセンターのタイプより共鳴しあう部分があります。

同じ本能センターであれば、お互いに一緒にいて落ち着いていられます。いまここにいる時間を共有できるでしょう。

 感情センターの場合は、気持ちのうえでどこかしら共鳴しあう部分があります。感情やイメージで語ることが通じやすいでしょう。

 思考センターの場合は、むしろあまり感情的にまとわりつかない、さらっとした淡白なつながりになります。頭で納得のいくことを求めるタイプです。

同じセンターであれば、お互いに響き会う部分があるでしょう。同性でも異性でも、あまり違和感なく近寄れる相手というのは、同じセンターのタイプであることがよくあります。

 ただこれも、似ているから理解しやすい面と、似ているから好きになれない面とがあるわけで、タイプと相性というのは、個々の関係になってみないとわからないところがあります。

 いずれにせよ、お互いに共通点や違いをどれくらい理解できるか、互いに理解し歩み寄る姿勢があれば、よい関係を築いていくことができるでしょう。

 男女の場合はそこに恋の化学反応が生じるかどうか、これは当事者同士以外にはわかりえないものです。



テーマ  相性
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